山田技術士事務所は、化学プロセス技術のコンサルティングを主体として活動しており、化学部門の技術士である山田 明が代表を務めております。
化学会社に35年間、計測制御会社に5年間の勤務などで培った化学プロセス技術を中心とする幅広い知識と経験を生かして、皆様の抱えるプロセス・プラントの開発、設計、運転、保全などプラントライフサイクル全体に亘る課題を安全を配慮して解決するお手伝いをさせていただきたいと考えております。
山田技術士事務所は、化学プロセス技術のコンサルティングを主体として活動しており、化学部門の技術士である山田 明が代表を務めております。
化学会社に35年間、計測制御会社に5年間の勤務などで培った化学プロセス技術を中心とする幅広い知識と経験を生かして、皆様の抱えるプロセス・プラントの開発、設計、運転、保全などプラントライフサイクル全体に亘る課題を安全を配慮して解決するお手伝いをさせていただきたいと考えております。
2019年(令和元年) 12月開業
代表 山田 明 / Akira YAMADA
技術士 化学部門 (化学プロセス)
文部科学省登録番号 第77877号
(平成25年(2013年)3月8日)
学歴
1954年 | 広島県に生まれる |
1973年 | 修道高等学校卒業 |
1977年 | 大阪大学 基礎工学部 化学工学科 卒業 |
1979年 | 大阪大学大学院 基礎工学研究科 化学系専攻 博士前期課程 修了 |
2017年 | 東京工業大学大学院 (現 東京科学大学)理工学研究科 化学工学専攻 博士後期課程 単位取得退学、同年 博士(工学)取得 |
職歴
1979年 | 三井東圧化学(株)(現 三井化学)入社 名古屋工場 研究部 合成研究室 配属 |
1983年 | 本社システム部にて技術系システム業務に従事 (全社のプロセス設計・解析、自動化を支援・推進) |
1997年 | 三井石油化学工業との合併により三井化学に社名変更 |
1999年 | 大牟田工場で勤務 技術部長、工場革新室長歴任 |
2008年 | 生産技術センター プロセスシステムユニット リーダー |
2014年 | 三井化学(株)を定年退職 横河電機(株)に入社 高度ソリューションセンターにてシニアエキスパートとして従事 |
2019年 | 横河電機(株)を契約期間満了により退職 東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 特任研究員(~2020年) 山田技術士事務所を開設 現在に至る |
2021年 | 東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 特任研究員 |
資格
1980年 | 危険物取扱責任者(甲種) |
1983年 | 高圧ガス製造保安責任者 (甲種化学) |
2007年 | 上席化学工学技士(公益社団法人 化学工学会 認定) |
2013年 | 技術士(化学部門) 登録 |
所属学会・団体など
日本技術士会 化学部会
化学工学会
システム・情報・シミュレーション部会
安全部会
分離プロセス部会
バイオ部会
反応工学部会
CCUS研究会 ほか
上席化学工学技士交流会
分離技術会 理事
日本LCA学会
日本プラント・ヒューマンファクター学会
(既往)
日本学術振興会
プロセスシステム工学第143委員会 (~2015)
第7期幹事委員 (2006~2011)
第8期幹事委員 (2011~2016)
ジャパンバッチフォーラム世話人 (2001~2006)
ワークショップNo.29 「ソフトセンサー」世話人
ワークショップNo.30 「ダイナミック
シミュレーション」代表 (2011~2014)
査読付き学術論文
Okamura,K., K. Oishi, S. Badr, A. Yamada, H. Sugiyama:
“Data-driven parameterization and development of mechanistic cell cultivation models in monoclonal antibody production processes: Shifts in cell metabolic behavior”
Computers & Chemical Engineering, Accepted
Okamura, K., S. Badr, Y. Ichida, A. Yamada, H. Sugiyama: “Modeling of cell cultivation for monoclonal antibody production processes considering lactate metabolic shifts,” BIOTECHNOLOGY PROGRESS; 24 June 2024
A. Yamada, T. Kawamura, T. Fuchino
“A Framework to Systematize Technology of Preliminary Process Design for Plant Lifecycle Engineering”
J. Chem. Eng. Japan; 50(12), pp.909-923 (2017)
A. Yamada, H. Matsumoto, J. Takagaki, T. Kawamura, K. Yokoyama
“Application of Mirror Model for Dynamic Behavior of Tray Efficiency to Revise Control Loops in Distillation System”
J. Chem. Eng. Japan; 48(8), pp.690-697 (2015)
松本 卓也, 内藤 清嗣, 山田 明
“ポリマーの熱分解プロセスにおけるMFR推定と精度向上手法の開発”
化学工学論文集, 38(3), pp.161-166 (2012)
半沢 昌彦, 荒井 誠, 山田 明, 江戸川 成之, 斉藤 純
“化審法安全性試験のための支援システムの開発”
水環境学会誌, 16(6), pp.62-68 (1993)
Isao Komasawa, Tsutao Otake, Akira Yamada
“Diffusional Resistance in Extraction Rate of Copper with Hydroxyoxime Extractant”
J. Chem. Eng. Japan, 13(3), pp.209-213 (1980)
Isao Komasawa, Tsutao Otake, Akira Yamada
“Equilibrium Studies of Copper Extraction from Sulphate media with Hydroxyoxime Extractant”
J. Chem. Eng. Japan, 13(2), pp.130-136 (1980)
国際学会発表
A. Yamada, J. Takagaki, H. Matsumoto, T. Kawamura, K. Yokoyama
“Application of mirror modeling method for control of unstable behavior in a distillation process “
The 5th World Congress on the Safety of Oil and Gas Industries (WCOGI) Okayama, Japan (2014)
Masahiko Hanzawa, Makoto Arai, Akira Yamada, Shigeyuki Edogawa, Jun Saito
“Development of Laboratory Automation System for Safety Evaluation Tests of Industrial Chemicals”
国際分析科学会 (ICAS’ 91)
学会発表など (2011年以降)
山田 明, 杉山 弘和 : L214 “細胞培養・抗体産生プロセス制御における数理モデル適用に向けた考察,” 第55回化学工学会秋季大会(北海道大学)2024年9月12日
山田 明, 杉山 弘和 : J203 “抗体医薬品製造の技術課題解決に向けたプロセスシステム工学適用の試み,” 第54回化学工学会秋季大会(福岡大学)2023年9月12日
岡村 梢, バドラ・サラ, 市田侑亮, 山田 明, 杉山 弘和 : H119 “データ駆動型分析を用いたモノクローナル抗体製造における細胞培養のメカニスティックモデル構築,” 第54回化学工学会秋季大会(福岡大学)2023年9月11日
岡村 梢, Badr Sara, 山田 明, 杉山 弘和 : I201 “モノクローナル抗体製造の培養プロセスにおける代謝シフトのモデル化,” 化学工学会第88年会(東京農工大学 小金井キャンパス)2023年3月15日
山田 明, 杉山 弘和 : BA213 “抗体医薬品プロセスシミュレータの要件分析,” 第53回化学工学会秋季大会(信州大学 工学部)2022年9月15日
滋山 旭昇, Badr Sara, 山田 明, 杉山 弘和: BA115 “モノクローナル抗体製造プロセスのシミュレーションと設計への応用,” 第53回化学工学会秋季大会(信州大学 工学部)2022年9月14日
“化学プロセスのシミュレーションによる状態推定とトラブルシューティング” 分離技術会、蒸留フォーラム2019(日本大学 理工学部)2019年2月22日
“プラントライフサイクルを通じた化学プロセスの設計と運転の技術管理~プロセスシステム技術の視点から”
日本技術士会、化学部会12月講演会(機械振興会館)2018年11月22日
“化学工学におけるシミュレーション技術とプロセス解析技術”
化学工学会第13回上席化学工学技士交流会(東京 化学工学会)2018年10月30日
“プラントシミュレータを使った蒸留塔運転の設計と改善”
分離技術会、蒸留フォーラム2015(日本大学 理工学部)2015年2月27日
“リアルダイナミックシミュレータ ミラープラント の化学プラントへの適用”
第2回 上席化学工学技士交流会(大阪科学技術センター)2014年12月3日
“ミラープラントによる蒸留プラント運転最適化に向けた安定化”
計測制御シンポジウム2014、「安心・安全に向けての計測と制御」計測自動制御学会中国支部(福山大学) 2014年9月18日
“蒸留塔の段効率の動的変化におけるミラープラントモデルの適用方法の検討”
第46回化学工学会秋季大会(九州大学 伊都キャンパス)2014年9月17日
“Mirror plant system applied to an actual petrochemical plant in Mitsui Chemicals “
BUCT International Forum (Beijing University of Chemical Technology) 2013年7月10日
“Overviews of modeling and simulation technologies in Mitsui Chemicals as one of the chemical companies in Japan”
BUCT International Forum (Beijing University of Chemical Technology) 2013年7月9日
“展望講演 統合化の視点から見たミラープラントの適用領域”
化学工学会第44回秋季大会(2012 東北大学)2012年9月1日
“ミラープラントの開発と運転支援への適用”
化学工学会 SIS部会 プラントオペレーション分科会 第123回研究会 2012年1月24日
“統合化の視点から見たミラープラントの開発と運用”
化学工学会 SIS部会 統合化工学分科会 2011年度第4回研究会 2011年12月16日
“ミラープラントの共同開発と実プラントへの適用事例の紹介”
プロセスシステム工学第143委員会 平成23年度第1回研究会 2011年5月13日
“ミラープラントの共同開発と実プラントへの適用事例の紹介”
(株)オメガシミュレーション 第4回Omega Landユーザー会 2011年2月21日
公表著作
山田 明:”特集 化学や分離技術に関わる技術士の活躍 プロセス開発, スケールアップから設計,運転までのプラントサイクルの技術支援 ,” 分離技術, 54(2), pp. 98ー103 (2024)
山田 明:”トピックス:抗体医薬品製造におけるプロセスシミュレーションの課題と展望 ,” 化学工学, 87(9), 410 (2023)
化学工学会安全部会監訳:”重大ハザードのリスクを下げる LOPA ー 防護層解析 ー 簡素化したプロセスリスクアセスメント,” pp.187-206 ( 11章を翻訳担当), 丸善出版 (2022)
山田 明:”プラントシミュレータを用いた蒸留塔の設計と改善 - 段効率変化を考慮した蒸留ハイブリッドモデルによる不安定現象の解決事例 – ,” 分離技術シリーズ36, 実用蒸留技術集覧 第1集, pp.77-93, 分離技術会 (2022)
山田 明:”<連載>国内で稼働している蒸留設備の現状調査結果(3)―省エネルギー編ー,” 分離技術, 51(1), pp.70-74 (2021)
山田 明:”巻頭言 進化を続ける蒸留技術,” 分離技術, 50(4), p.213 (2020)
山田 明: “スマート工場へ向けたサイバーフィジカルシステムの構築”
月刊 技術士, 5号 (2019)
山田 明, 横山 克己, 藤井 孝義, 内海 晶子: “プロセス安全へのシミュレーション技術の適用”
化学工学, 79(6), 445-447 (2015)
仲矢 実, 山田 明, 高垣 仁: “状態予測を可能にしたオンラインシミュレータによる最適オペレータ支援”
計装, 57, 7-11 (2014)
山田 明: “本会の動き「第2回技士の集い」に参加して”
化学工学, 78(6), 418 (2014)
山田 明: “失敗なく効率的にスケールアップを進める方法について~うまく 安く 早く作るコツ~”
“コスト削減・管理と工業化スピードアップの落とし所”
第7章(分筆) サイエンス&テクノロジー社 (2013)
山田 明: “ミラープラントを活用したプラント運転最適化への適用とプロセス設計、スケールアップへの展開”
製造プロセスのスケールアップの正しい進め方とトラブル対策(分筆), pp.397-406 技術情報協会 (2012)
山田 明, 高垣 仁, 幸松 敏, 蒲地 宏典: “ミラープラントの共同開発と実プラントへの適用”
化学装置, 9月号, pp.17-23 工業通信 (2011)
山田 明, 岡本 悦郎, 今川 明彦: “シミュレータ(ミクロからマクロまで):化学プラントプロセスシミュレータ”
化学工学, 71(4), 222-227 (2007)
山田 明, 大村 憲一, 安藤 和徳, 本城 勝: “FA/LA標準ソフトウェアパッケージによる枯草菌培養システムの開発”
計装, 34, 48-51 (1991)
山田 明, 大村 憲一: “アドバンストFA/LAシステム FL-PACKの開発と応用”
オートメーション, 34, 93-99 (1989)
山田 明, 大村 憲一: “EQUATRAN-M技術計算用連立方程式解法言語(8)-EQUATRAN-Mのより広い分野への応用”
ケミカルエンジニアリング, 31(3), 69-75 (1986)
山田 明, 宮原 是中: “技術計算用簡易言語と化学工業への適用”
MOL (4), 45-52 (1987)
趣味
中学校まではサッカー部、高校から天文部と合唱部に所属。
その後、大学では男声合唱団に所属し現在まで合唱を続けており、心身の健康維持にも役立っています。
定年退職後から、若い頃から念願であった独唱にも少しずつ挑戦しています。
業務内容
下の図のように、プロセス開発から、スケールアップ検討、プロセス設計、プラント運転・制御、プラント設備保全に至るプラントライフサイクル全般について、一方でそれぞれのフェイズで、安全、品質、コスト、生産性といったKPIに関わるお客様の課題について、化学プロセス技術、化学システム技術を中心とした過去の知識と経験を駆使して、解決のお手伝いさせていただきます。
化学プロセス・プラントの開発・スケールアップ、設計、運転・制御に関して、シミュレーション・データ解析になどよる技術支援、およびトラブルなどの課題解決に関するコンサルティング。また、技術資料の作成支援や翻訳(和英、英和)を行います。
日本国内、海外の化学プロセス技術に関する技術動向調査、各プロセス技術や要素技術、データ解析・モデリング・シミュレーション適用事例などの調査を行います。
化学プロセス技術に関する技術動向、AIの適用事例、モデリング・シミュレーション技術、蒸留技術など要素技術の動向などについて
業務経験
機能性プラスチック原料モノマーの(バッチ・連続)プロセス合理化研究および新規プロセスの開発研究、プラント建設のためのプロセス設計とシミュレーション・データ解析、運転支援システム開発・実装
機能化学品製造(バッチ)プラントおよび工場基盤プラントのプロセス開発・設計・シミュレーション解析、建設、合理化および運転最適化
汎用プラスチック新規製造プラント建設のための(バッチ・連続)重合プロセス設計とシミュレーション、制御方法検討、運転支援システム開発・実装
化学品安全性試験プラント、培養プロセスや機能性ポリマーのパイロットプラントなど小規模プラントの監視制御システム開発および設計・実装
情報記録メディアの新規製造プラント建設における監視制御・製造管理システムの開発・設計、海外工場の情報基盤の設計・設置
生産革新手法の導入FS、製造プラントの運転安定化・標準化のための業務分析、評価及びその統括
汎用化学品製造プラントの運転可視化・最適化向けオンライン・ダイナミック(動的)シミュレータ(ミラープラント)の実証
社内プロセスエンジニア、データサイエンティストへの化学技術に関するアドバイス
ライフサイクルアセスメント(LCA)を考慮したCO2排出量を最小化する評価手法の開発における技術調査
2015年の国連サミットで採択された「持続的な開発目標」 SDGs (Sustainable Development Goals) を常に意識しながら、お客様の生産性、コスト、品質に関する課題達成のお手伝いをします。
他に、技術指導契約、技術顧問委任契約、技術課題調査委任契約などの形態も可能です。