プロセスプラントをライフサイクルとして考えると俯瞰的で抜けのないかつ合理的な課題解決ができると思います。化学プラントは、プロセス開発からスケールアップを行い、プロセス設計、試運転、プラント運転やプロセス制御、そしてプラント設備保全があり、最後にはプラント廃棄といいたプラントライフサイクルを経験しますが、その中で設備・運転最適化や増産のためにプロセス設計に戻り、同じステップを繰り返します。設備をリバンプし、安全・安定に合理的な生産を維持し問題点が発生しても解決するためには、最初にプロセス開発・設計した時の設計思想が持続的かつ明示的である仕組みが重要になります。